2023年J2リーグ最終節、大宮アルディージャのゴール裏からは多数の批判的横断幕が掲げられました。
あまりにも厳しい内容だったことから、Yahooトップにも掲載されるほど。
大宮サポじゃなくても、横断幕の件は知ってる人も多いんじゃないかな??
しかし、批判的な横断幕の内容だけが先行してしまい、「どうして大宮のクラブ、選手が批判されているのか?」知らない人も多くいる気がします。
今回はそんな方へ「アルディージャは一体何があったのか?」お伝えしたいと思います。
選手は「ぬるい環境」でサッカーをしていた?
以前から「大宮の練習はぬるく、選手は甘い」ということを言われていました。
2021年に大宮のフットボール本部長に就任した原博実さんは、就任当時このようなことを言っていました。
就任当初の大宮のイメージを語り、「大宮の練習は甘い」と一刀両断。「これ3分け6敗のチームの練習なの?と思った。これで何を変えれば状況を打破できるの?ということを言った」と、チームとしての甘さが目立っていたとし、そこに手をつけたいと語った。
「全部人のせい」原博実フットボール本部長が語る大宮の問題点、相馬直樹監督を迎えたキーワードは“変化”と“繋がり” – 超ワールドサッカー! (ultra-soccer.jp)
また今年途中加入した飯田選手も選手の意識について語っています。
チームに合流して日は浅いが、トレーニングをこなす中で、気づいたことがある。
【ライターコラム「春夏秋橙」】困難を切り拓いてきた、飯田貴敬という男の生き様|大宮アルディージャ公式サイト (ardija.co.jp)
「良い意味でも悪い意味でも、仲が良いというか。雰囲気よく賑やかにやっている中で、ポジティブな声掛けはすごく多いんだけど、逆にネガティブな声が少ない。やっちゃいけないミスが起こったときなど、指摘すべきところは指摘し合う。この状況だからこそ発信すべきことはあるはずです」
リーグ終盤に活躍した石川選手は、、
シーズン開幕当初には、「チームが勝つために僕のところで示さないと、周りの選手に伝わらないですし、伝えなきゃいけない立場でもあります」と語っていた。「ぬるいところをなくしていくのが、一つの使命だと思っています。相手にスキを与えない。逆にこちらがスキを突いていく姿勢を示していく」とも話していた。サッカーの本質をとことんまで追求する彼の姿勢は、今のチームにもっとも必要なものと言っていいだろう。
【ライターコラム「春夏秋橙」】読み取れる確かな変化。その中心には石川がいる|大宮アルディージャ公式サイト (ardija.co.jp)
「僕は声で引っ張っていくタイプではないので、見てもらって、その選手にどう感じてもらうか。話しても変わらないのであれば、見せ続けて変わってもらうしかない。自分で気づかないと、長続きがしない。僕の立場を考えたら、そういうところで見せ続けなきゃいけない」
更に元日本代表の奈良橋さんからは練習の雰囲気に「緊張感がない」との指摘も。
こんなに各方面から言われるなんて・・・
この「ぬるい体制」が改善されず、現在に至ってしまった印象です。
疑問が残るクラブ経営
クラブ経営に熱を感じられないことも多くありました。
具体的には、
- 社長は内部人事でNTTからやってくる
- 予算の削減
- 頻繁な監督交代
- 不満が残る選手編成
- 2023年シーズンの目標未設定
などなど。
2023年は具体的な目標設定をせず、「まずは一戦一戦目の前の試合に集中する」という方針を示していました。
例えば、〇位以内やプレーオフ圏内など、明確な目標があっても良かったのでは??
また、ここ数年の監督人事はひどく、頻繁に監督が変わりました。
監督が変われば戦術も変わる。チームスタイルも根づきません。
何年間も、場当たり的なチームスタイルを掲げてきた。年ごとに、攻撃重視と守備重視の戦いを交互に打ち出す。それぞれの基準で集められた選手は、その都度、あぶれることになった。監督のクビをすげ替え、外国人獲得も失敗を繰り返し、そうした効率の悪さで億単位の予算をドブに捨てた。同じ監督でも考え方が変わり、スタイルは根づかず、結果だけが物差しになった。
大宮アルディージャはなぜ凋落したのか 恵まれた環境とずさんなマネジメント(webスポルティーバ) – Yahoo!ニュース
そんなクラブ経営に、パートナー企業から「外部の意見を取り入れたほうがいいのでは?」と提案されることも。
「毎年のように内部から甘い甘いと指摘されても治らない体質はいつ治りますか?」パートナー企業からもこんなに言われるなんて。。。
熱い想いをありがとうございます!
まとめ
アルディージャは落ちるとこまで落ちてしまいました。クラブ全体が本気で変わらない限り、この状態が続くことでしょう。
今後、大宮アルディージャが戦えるチームになることを願っています。
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