育成型クラブを目指す?それとも目指すしかなかった??
今シーズンも苦しい戦いが続いている大宮アルディージャ。
監督も交代し、順位もJ3降格圏内にいる非常に厳しい状況となっています。
低迷の原因には色んな要素がありますが、「選手編成」の問題を唱えるサポーターが多くいます。
近年「育成型クラブ」を目指すと公言しているアルディージャ。
果たしてクラブが掲げる「育成型クラブの選手編成」は上手くいっているのでしょうか。
今回は、育成型クラブと選手編成にフォーカスしたいと思います。
今年の選手編成
今年の選手編成は全29名のうち、下部組織出身は10人となっており、全体の約3分の1が大宮の下部組織出身となっています。
他のチームと比べて多いのでは?
1位!!!
クラブが目指すような、下部組織出身の選手が多く試合に出場できている状況となっています!
しかし問題なのは、チームの成績が伴っていないことです。
いくら下部組織出身の選手が多く、育成型クラブを掲げていたとしても結果が伴っていないと意味がありません。
「チームの成績が良い→育成型クラブを目指す」というのは理解できますが、「育成型クラブを目指す→チームの成績が悪化」は本末転倒ではないでしょうか。
下部組織出身の選手が活躍しながらJ1へ昇格するのが理想だけど・・・
育成型クラブを「目指す」のか、「目指すしかなかった」のか
昨年より育成型クラブを目指すと公言しているアルディージャ。
果たして今季のチーム編成は、
- 育成型クラブを目指すチーム編成
- 予算が厳しく、育成型クラブを目指すしかなかったチーム編成
一体どちらなのでしょうか。
上記二つでは意味合いが異なるよ!
育成型クラブを「目指す」
育成型クラブを目指す場合、下部組織出身や若手選手を多めに編成をしなければなりません。
今年はレンタルバックや新卒で下部組織出身を獲得し、更に大宮色を強めましたが、肝心な結果が伴っていない状況。
育成型クラブに囚われすぎた結果、満足いく編成ができていないようであれば、選手編成は失敗したと言わざるを得ないのではないでしょうか。
強化部の責任は重い・・・
育成型クラブを「目指すしかなかった」
億単位でスポンサー収入が減収しているアルディージャ。
選手予算も大幅な削減が必要になっていると見込まれます。
そのため選手編成では、
- 移籍金が発生するクラブ間の選手獲得数を削減
- 完全移籍ではなく、比較的安価なレンタル移籍を多用
- 移籍金が発生しない下部組織出身・新卒選手の獲得
- 高額な中堅~ベテラン選手ではなく、安価な若手選手を獲得
上記意識した結果、今年の選手編成になったのではないでしょうか?
お金がないため、「育成型クラブを目指すしかなかった」というのが実情かもしれませんね。(あくまでも憶測です)
もしそうだったらクラブ経営に問題があるんじゃないかなー。
経費削減も大切ですが、新規スポンサー獲得など増収面もクラブ経営として頑張ってほしいですね。
まとめ
育成型クラブを「目指す」のか、「目指すしかなかった」のか、真実はわかりませんが、いずれにせよ大宮のフロントや経営に問題があるのではないでしょうか。
個人的には、育成型クラブを目指すことは良いと思う!だけど育成型クラブに囚われすぎてしまうのは違うかなと。
5/22現在、大宮ユースはトップチーム同様に苦戦をしており、プレミアリーグ(ユース1部リーグ)11位で、下位リーグ降格圏内にいます。
仮にトップチームはJ3降格、ユースはプリンスリーグ(ユース2部リーグ)へ降格となった場合、優秀な選手が下部組織に入らなくなるリスクもあります。
この悪循環を止めるべく、トップチーム・ユース共に何とか頑張ってほしいですね。
いつかは育成型クラブでJ1へ!!
また気になる予算について、おそらく5月下旬頃に2022年度のクラブ経営の数字が発表されます。昨年の予算規模がどこまで削減されているのか要チェックですね!
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