ザスパクサツ群馬が名称変更を検討。新名称は？過去名称変更をしたJリーグチームは？

こんにちは！いっすーです。

今回は、ザスパクサツ群馬の名称変更について解説していきます。

先日、J2リーグ所属の「ザスパクサツ群馬」が名称変更を検討する旨、報道がありました。
果たしてザスパの名称は今後どうなってしまうのでしょうか？

内容

下記、ニュースリリースになります。

サッカーJ2ザスパクサツ群馬を運営するザスパ（前橋市）がチームの名称変更を検討していることが6日、複数の関係者への取材で分かった。新たな名称の候補に「ザスパ群馬」などが挙がっており、使用開始は2024年シーズン以降となる見込み。同社は関係先に方針を伝えるなど調整を進めている。名称変更を通じて協力企業を広げ、チームのさらなる飛躍につなげたい考えだ。

ザスパが名称変更を検討　「クサツ」を除く案　2024年以降（上毛新聞） – Yahoo!ニュース

クラブ創設時代は草津を拠点に活動していましたが、Jリーグ昇格以降は群馬の中心街である前橋市へと拠点を移しています。

現在は草津で試合は行われることはなく、草津との関係性は薄くなっているのも事実です。

しかし、ザスパは「草津」の特徴を十分に取り込んだクラブとなっています。

そのため、「ザスパ草津」→「ザスパクサツ群馬」へ名称変更をした際も、クサツを残した形となりました。

過去に名称変更したJリーグチームは？

ザスパ以外でこれまでに名称を変更をしたJリーグチームはあるのでしょうか。
実例を紹介いたします。

京都サンガF.C.

変更前：京都パープルサンガ
変更後：京都サンガF.C.

京都は2007年に「パープル」を除いた名称に変更しています。
前身チームが「京都紫光サッカークラブ」だったため、紫を残す形でパープルが使用されていました。

横浜F・マリノス

変更前：横浜マリノス
変更後：横浜F・マリノス

1999年に名称を変更。
「横浜フリューゲルス」との吸収合併に伴い、頭文字である「F」を取り入れられました。

名古屋グランパス

変更前：名古屋グランパスエイト
変更後：名古屋グランパス

名古屋に関しては、厳密に言えば名称変更ではなく呼称変更です。
順位が8位前後が多かったことから、エイトを取り除いた形となりました。

なお呼称変更後、2年後にリーグ優勝をしており、「エイトをとったから！」という声も上がっていました。

東京ヴェルディ

変更前：東京ヴェルディ1969
変更後：東京ヴェルディ

ヴェルディも名古屋同様に呼称変更となります。
創設年を外したことで、すっきりとした印象になりました。

過去変更を検討したが実現しなかったチーム

名称変更を検討しましたが、実現に至らなかったケースもあります。
そこにはサポーターの反対意見等が強く、チーム名変更のハードルの高さを実感した事例となりました。

モンテディオ山形

検討された名称：月山山形

2009年のJ1初昇格時にクラブイメージ一新を目指して検討された名称。
月山は山形の「出羽三山」が由来となっており、より山形を押し出していくことが目的でしたが、「モンテディオ」に愛着があるクラブ理事やサポーターからの反発があり、断念することとなりました。

FC町田ゼルビア

検討された名称：FC町田トウキョウ

まだ記憶にも新しいゼルビアの名称変更騒動。
ゼルビアをリブランディングすべく「東京」をチーム名にいれ「東京のクラブ」であることを浸透させることが目的でした。
しかし、サポーターから愛されていた「ゼルビア」を名称から外すこと、そして「町田トウキョウ」の語呂の悪さからサポーターに「くそダサイ」と猛烈な反発があったことから、変更は見送られました。

ザスパクサツの新名称はどうなるの？

これまでの他チーム名変更の背景を考えると、以下のことが予想されます。

• 山形や町田のように大幅な名称変更は、サポーターの反発が強く実現しない
• 京都などの名称の一部変更はサポーターからも受け入れやすい

そのため、報道にも出ていた通り「ザスパ群馬」が一番有力ではないでしょうか。
他にも候補があるようですが、大幅な名称変更はサポーターが納得できないでしょう。

※2022年11月追記
「ザスパ群馬」の商標登録を出願されたようです。やはり、ザスパ群馬が濃厚のようですね。

「ザスパ群馬」　商標登録を出願 | 上毛新聞社のニュースサイト (jomo-news.co.jp)

最後に

個人的には、チーム名にクサツがなくなってしまうのは、どこか寂しい気持ちがあります。
ですが名称変更により協力企業の拡大が望めるのであれば、それは仕方がないことのように思います。

いずれにせよ、サポーターも納得できるような名称になることを願っています。