ACLを大幅にルール変更し、新しい大会を新設する??
2022年11月、現在のアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の大会方式の変更を検討している旨、報道がされました。
アジアサッカー連盟(AFC)が、2024―25年シーズンから現行のアジアチャンピオンズリーグ(ACL)を改編して出場クラブを強豪のみに絞った「アジアスーパーリーグ(ASL)」の発足を検討している。
AFCが「アジアスーパーリーグ」を創設へ、ACLを大幅改編=中国メディア | 東スポWEB (tokyo-sports.co.jp)
ACLを改変し新たな大会を新設するというもの。
仮にこの話が正式に決まった場合、果たして今後ACLはどのように変わるのか?詳細に解説していきます!
アジアスーパーリーグとは?
- 開始時期:2024年-2025年シーズンより
- 出場国:日本・韓国・中国・オーストラリア・サウジアラビア・カタール・ウズベキスタン
- 出場チーム数:24チーム
出場国を強豪国のみに絞り、よりレベルの高い大会とすることが新設される目的なようです。
これまでは、アジアを東西2分割して予選・トーナメントを行い、決勝戦で東西決戦を行うレギュレーションでしたが、本大会は予選から東西分割することなく試合を行います。
移動が大変そうだ・・・
別途新たな大会を新設
報道によると、さらに2つのアジア大会を新設される可能性があります。
- AFCカップ
- アジアカンファレンスリーグ
AFCカップ
アジアスーパーリーグの一つ下のレベルに位置するアジア大会。
アジアスーパーリーグは出場国に制限がありましたが、AFCカップは制限なく多くのアジア諸国から出場できることが見込まれます。
出場チーム数は32チームを予定。
アジアカンファレンスリーグ
AFCカップの更に下のアジア大会となるアジアカンファレンスリーグ。
20チームが出場でき、アジアの中堅チーム同士が争うことが予想されます。
欧州でも、「チャンピオンズリーグ・ヨーロッパリーグ・カンファレンスリーグ」の3つの大会があるよ!
メリット
- アジアスーパーカップのプレミア化。
- よりレベルの高い試合ができる
- アジア大会増設により、アジアへチャレンジできるJリーグチームが増加
スーパーカップに出場できるチームは、より高いレベルでの試合が観れるためサポーターは面白いかもしれませんね。中東クラブとの試合は貴重な経験となるはずです。
また、アジア大会に出場できるチームが増えることも良いですね!スポンサーなどからの増収も見込まれるのではないでしょうか?
デメリット
- 移動の負担が大きい
- 過密日程になる
- スーパーカップの出場国制限は、アジア全体のレベルアップには繋がらない
何より選手への負担が懸念されます。
韓国や中国などの近隣諸国への移動であればまだ良いですが、中東の国となると話はだいぶ変わります。アジアは横に長いため、中東への移動はかなりの負担となることが見込まれます。
また、大会新設によりアジア大会に出場するチームは過密日程で苦しむかもしれません。リーグ戦・ルヴァン杯・天皇杯・そしてアジア大会と大変です・・・
そして、スーパーカップの出場国制限は正直アジア全体のレベルアップに繋がらないと感じています。
例えば、最近はタイのサッカー人気が高まりレベルも上がっていますが、どんなに頑張ってもスーパーカップへの出場資格がないのは、納得がいかないのではないでしょうか。
AFCカップで優勝したら次回はスーパーカップへの出場権が獲得できるといったルールがあれば良いなー。これではアジア中堅諸国がかわいそう。
最後に
現行のACLからの改変は賛否両論あるかと思います。
個人的には、選手の移動距離や過密日程のことを考えると少々デメリットの方が大きいと感じています。
でもアジア大会に出れるチームが増えるのはJリーグの各チームにとっては良い経験になると思います。
続報を待ちましょう!
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