こんにちは!いっすーです。
今回はJリーグの昇格・降格制度について解説していきます。
Jリーグは「J1」「J2」「J3」の3部構成となっており、リーグ戦の結果に基づいて所属リーグが変わる仕組みとなっています。
今回は、
- それぞれのリーグの昇格・降格の制度を知りたい
- J1参入プレーオフの制度がよくわからない
そんな方へ詳細に解説していきます。
J1-J2の入れ替え
J2降格の条件
J1チームのJ2降格要件は下記のようになっています。
- J1の18位・17位は自動降格
- J1の16位はJ1参入プレーオフへ
全18チームで争うJ1リーグで下位2チームがJ2へ自動降格となります。
16位のチームはJ1参入プレーオフへ進出することになり、勝てばJ1残留。敗退すればJ2降格となります。
しかし、J1ライセンスを付与されていないチームがJ1昇格圏内でフィニッシュした場合、順位の繰り上げはなく降格枠が減る可能性もあります。
J1昇格の条件
J1昇格の要件は下記の通りです。
- J2の1位・2位は自動昇格
- J2の3位~6位はJ1参入プレーオフへ
全22チームで構成されるJ2ですが、6位以内に入ればJ1昇格のチャンスがあります。
1位・2位に入れば文句なしでJ1は昇格。
3位~6位はJ1参入プレーオフへ進出し、勝ち抜くことができればJ1昇格となります。
チーム数は多いものの6位までJ1昇格の可能性があることから、終盤まで中団勢も消化試合が少ないのが特徴です。
J1参入プレーオフ
J1参入プレーオフは、J2の3位~6位でトーナメントを行い、そこで勝ち抜いたチームとJ1の16位と対決してJ1の残りの一枠を争います。
◇1回戦
- J2の3位vs6位
- J2の4位vs5位
※90分間で勝敗がつかない場合は、年間順位が上位のチームが勝ち上がる。
◇2回戦
1回戦を勝ち抜いたチーム同士の対戦。90分間で決着がつかない場合は、年間順位が上位のチームが勝ちあがる。
◇決定戦
J1の16位と2回戦を勝ち抜いたチームと対戦。90分間で決着がつかない場合は、J1チームのJ1残留となる。
J2-J3の入れ替え
J2・J3入れ替えの要件は下記の通りです。
- J2の22位・21位はJ3へ自動降格
- J3の1位・2位はJ2へ自動昇格
J2とJ3はプレーオフはなく、シンプルに2チームが入れ替わる形となります。
しかし、J2ライセンスが付与されていないチームがJ3昇格圏内でフィニッシュした場合、順位の繰り上げはなく、昇格チームは減となります。
(番外編)J1参入プレーオフの傾向
これまでは、J2からの昇格はなし
現行のJ1参入プレーオフは2018年より開始されました。
2020年と2021年はコロナ渦のため実施はなく、これまで2回行われています。
気になるJ1の切符を手にしたチームですが、過去2回大会ともにJ1チームが残留を決めておりJ2からの昇格はありません。
- J1でのホームで試合ができる
- 90分間で引き分けの場合は、J1チームが勝者となる
上記の通り、J1チームに有利に働くシステムのため、J2チームが勝ち上がるのはなかなか難しいのかもしれません。
J1チームとの対戦の切符を手にするのは、6位が多い?
現行のルールでは、J2の4チームで勝ったチームがJ1チームとの決定戦に挑むシステムですが、2012年~2017年まではJ1チームとの決定戦はなく、J2の4チームのみでJ1の1枠を争っていました。
そこで、2012年~2018年でJ2の4チームで勝ち上がるチームは何位が多いのか?傾向を見たところ、6位でリーグ戦を終えたチームが勝ち上がることが多いことがわかりました。
- 2018年:6位
- 2017年:3位
- 2016年:4位
- 2015年:3位
- 2014年:6位
- 2013年:4位
- 2012年:6位
3位でフィニッシュしたチームは2回ですが、6位でフィニッシュしたチームは合計3回プレーオフを勝ち上がっています。
下位チームの失うものはない勢いから、プレーオフで活きることが多いのかもしれませんね。
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